8日、隠岐諸島の中ノ島(海士町)を地元島根県の2人の県議(遠藤力一代表、吉野和彦)と訪問。

隠岐島前高校魅力化コーディネーター 豊田庄吾 隠岐國学習センター長(リクルート関連企業を経てIターン)・大江和彦町長等から「隠岐島前高校魅力化プロジェクトの現状と今後について」伺いました。

「島前高校魅力化プロジェクト」は、地域の過疎化・少子化により廃校の危機(1977年 77名いた入学者は2008年28人に落ち込んでいた)にあった島根県立隠岐島前高校を起点に、地元3町村(海士町・西ノ島町・知夫村)、学校、地域住民、各種団体等が一丸となって取り組んでいる「教育からの未来づくり事業」です。
 島外から入学する島留学制度や高校と連携した公立塾(隠岐圏学習センター)など多彩な取り組みを導入。2008年廃校の危機にあった島前高校。当時の生徒数89人から2017年度185人とV字回復。進路も国公立大学9人を含む50人が進学。
島前高校魅力化プロジェクトの予算は公明党が提唱した離島振興法の改正でソフト事業に使えるようになった離島振興活性化交付金を活用しています。
また改正された離島振興法の教育の標準法改正により教職員数も平成20年度の15名から平成29年度は40名と大幅に増えました。
2011年訪問した際の課題が実現した事で大変喜んでいただきました。

2011年訪問

海士町の地域再生への挑戦!教育の魅力で全国から人を呼ぶ(島根県隠岐郡海士町)

隠岐の島西郷港からフェリーしらなみで海士(あま)町菱浦港へ。1時間10分程の距離。 海士町は(あまちょう)は島根県隠岐郡の町。隠岐諸島の島前三島のひとつ・中ノ島に位…

2014年訪問

隠岐諸島視察⑪ 未来をつくる教育×持続可能な地域づくり(島前高校魅力化プロジェクト)(島根県海士町)

海士町/海士町(山内町長・奥田麻依子さんら)公明議員団 本日から始まった臨時国会の安倍総理の所信演説で、地方創生の成功した取組みとして海士町が取り上げ紹介されま…

平成28年度からはマレーシア、ロシア、ブータンからも海外留学生を受け入れています。今後は地域と学校が一体となった地域そうががりの教育を推進することで、「子育て島」「人づくりの島」として教育のブランド化をはかり、「モノづくりの地産池商から人づくりの地産智生」を目指しています。

隠岐島前高校の魅力化プロジェクトは島根県10校に広がり、文科省の平成31年度予算にも盛り込まれるなど全国に広がっています。

意見交換後、隠岐圏学習センターを見学。勉強していた高校3年生やスタッフの皆様と懇談。県外からのメンバーが大半で大変感銘を受けました。
今後の施策に反映してまいります。