肱川氾濫などで約4600世帯(床上3000、床下1600)が家屋が浸水した愛媛県大洲市。

27日、特に東大洲地区の商業地域で被災された企業を地元桝田和美大洲市議・佐々木かよこ八幡浜市議と廻りました。

この東大洲地区にホテルやNTTドコモショップ・カラオケ・カフェなど9店舗を複合施設として経営されている(株)ステップコミュニケーション 山本誠社長を訪問。
9店舗中5店舗は全損。残り4店舗も被害に。

ホテルでは80センチ高くし、ドコモショップでは1メートルのコンクリート壁と防水版を設置していましたが、今回の水害は2mの濁流に襲われました。

被害状況について写真を見せて説明を受けましたが、すさまじい状況に改めて驚きました。被災翌日の8日から泥水の流入による店舗の清掃や湿気で傷んだ全ての壁や断熱材の撤去を行い、懸命に復旧に取組まれています。

公共性の高いドコモショップ大洲店は7月13日に再開、スーパーホテル愛媛大洲インターは23日に再開。ドコモショップ東大洲店は8月24日に全面改装後再オープン。コインランドリーは8月12日再オープン。カラオケクラブダムは8月10日再開。全損状態のカフェとネットカフェ部門は早くて9月から10月の予定だそうです。

山本社長は大変な状況ですが、「ともかく前向きで進む」と逆に元気をいただきました。

社長からは「この地で安心して商売が出来、企業が進出できる為にも、さらなる堤防の嵩上げ等治水対策の必要性」と「雨量などによる分析と事前対応できる専門職員の育成、ダム放流マニュアル等の見直し等ソフト対策」の必要性を強調されました。

まだ多くの店舗が再開できず、廃業も検討されている店舗等もあると言います。効果的な支援策をさらに検討し進めてまいります。