ゴールデンウィーク期間で、故郷愛媛県の酒向正春先生の新刊「患者の心がけ」(光文社新書)~早く治る人は何が違う?~を読ませていただきました。
先生の志・思いがビンビン伝わってきて感動しました。

医療の質、チーム医療、ホスピタリティなど」多くの患者さんに奇跡をもたらしてきた脳リハビリ医である酒向先生が熱く語ります。(下記各章のタイトル)
第1章 病後の人生はリハビリで決まる。第2章 私の医師人生。第3章 病院は選ぶ時代に。第4章 リハビリ病院は航空母艦。
第5章リハビリで人生を取り戻した患者さんたち。第6章 立派に生きて死ぬ、ということ。

酒向先生とは同じ愛媛県南予出身で、2014年3月当時世田谷記念病院の回復期リハビリテーションセンター長だった先生とお会いして以来、2014年6月には公明党地域包括地域システム推進本部で「攻めのリハビリ・健康医療福祉都市構想について」で講演。2017年8月には練馬区の大泉学園複合施設「ねりま健育会病院」を見学。2017年10月には私の主催する『Bluesky 勉強会』での講演等など交流を続けさせていただいています。

「医学は医療の科学です。しかし、私たち医師が行っていることは人間学」「医師はとにかく勉強するしかない」など等、示唆に富む箇所が数多くあります。
また大変分り易く書かれており、皆様にお薦めの本です。

【酒向正春先生プロフィール】

1961年宇和島市生まれで、愛媛大学医学部を卒業後、1987年脳卒中専門の脳神経外科医に。1997年~2000年デンマーク国立オーフス大学脳神経病態生理学研究所助教授を経て、40歳を過ぎてからリハビリテーション医へ転身。
脳画像から患者がどこまで回復可能かを読み取り、それに基づいて積極的な「攻めのリハビリ」を行うという独特の手法で驚くべき成果をあげ、長嶋監督やオシム監督をはじめ数多くの患者や家族から絶大の信頼を得ています。その真摯な仕事ぶりはNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも取り上げられ、大きな反響を呼びました。

また「健康医療福祉都市構想」を提唱されています。「健康医療福祉都市」とは「高齢者・障がい者を含めた全ての市民が「まちで生活・社会参加」できる環境・市街地中心部からの健康と良質な生活のための都市」です。著書に「あきらめない力」があります。

酒向先生  ねりま健育会病院にて

公明党の会合で講演

患者の心がけ