15日、公明党バリアフリー法及び関連施策のあり方に関するプロジェクトチーム(赤羽一嘉座長・石川ひろたか事務局長)は首相官邸で菅義偉官房長官と会い、NHKでテレビ放送される「国会中継」について、字幕放送を早期に実現するよう提言しました。障がい者福祉委員会 委員長として出席。

全日本ろうあ連盟の石野富志三郎理事長、全日本難聴者・中途失聴者団体連合会の新谷友良理事長が同席。
席上、赤羽座長は「参政権は全国民に保障されているが、聴覚障がいや加齢による難聴を抱える全国約1500万人もの国民が国会審議を理解できない。これ以上の放置は許されない」と指摘。
その上で、「国会中継」の字幕放送については、字幕の正確性や、字幕に誤りがあった場合の政治的公平性をどう確保するかといった課題があることを踏まえ、衆参両院の議院運営委員会で議論し、放送事業者の編集権に配慮しつつ一定の許容範囲を認めるべきと強調。技術的な課題の克服に向け政府が適切な支援策を講じるよう求めました。

提言に対し、菅官房長官は「政府もバックアップしていく」と積極的に応じました。

同PTは同日、国会内で衆院・古屋圭司、参院・山本順三の両議運委員長にも同様に提言。両委員長とも賛同し、議論を進める姿勢を示しました。