島根県松江市内にある山陰合同銀行が開設した障がい者就労「ごうぎんチャレンジドまつえ」を視察。(20日)
公明党から中川康洋衆院議員、角田秀穂衆院議員と地元吉野和彦県議・長谷川修二松江市議が参加しました。

平成28年度地方創生に資する金融機関等の「特徴的な取組事例」の34事例(1300件の事例から)で平成29年1月に表彰された一つでもあります。
17日部会でお聞きし、急遽20日過疎PT視察の後、訪問となりました。ご配慮、大変にありがとうございました。

山陰合同銀行の経営企画部 阿川弘司グループ長から案内いただき、概要を伺いました。

銀行では、障がい者の自立支援を目的として、平成19年9月に知的障がい者が専門的に就労する事業所「ごうぎんチャレンジまつえ」を開設。
知的障がい者による芸術的才能を活かした絵画制作業務を開始。

その後、地域社会における新たな障がい者自立支援策として事業所で制作した絵画を活用して経済的価値を生み出す仕組みである「ゆめいくワークサポート事業」を展開。平成22年から島根県の事業として島根県社会福祉協議会と銀行が連携して事業を進めています。

具体的には「ごうぎんチャレンジドまつえ」の職員が制作した絵画を島根県に無償で提供し、この絵画を企業等にノベルティグッズなどのデザインに使用していただいています。企業等からいただいたデザイン使用料を原資として、島根県内の障がい者就労支援事業所に対して交付金を配分し、各事業所の工賃向上の取組みを支援することで、障がい者の自立支援を促進しています。

「ゆめいくワークサポート事業」契約企業数は9社で、助成実績は18団体、助成総額1852万4千円。(平成23年度〜28年度決定分)
「ごうぎんチャレンジドまつえ」の雇用人数は当初6名からスタート現在21名まで雇用が拡大されています。

手ぬぐいやコースター・カレンダー・しおり・一筆箋などに絵が印刷されています。素晴しい取組みだと感激しました。
急遽の訪問を快く受け入れていただいた山陰合同銀行の皆様、大変にありがとうございました。お伺いした内容も含め、今後の障がい者就労の施策に活かしてまいります。