2日午前中、都内の新宿区にある「カレッジ早稲田」の平成28年度入学式に来賓として参列しました。「カレッジ早稲田」は社会福祉法人 鞍手ゆたか福祉会(長谷川正人理事長)が運営しています。

特別支援学校の高等部を卒業するとほとんどは企業に就職するか就労継続B型や作業所などの福祉就労で働いています。
「学びたい意欲があるのに、その受け皿が乏しいのではないか?」との問題意識から、長谷川理事長は、4年制の福祉型大学「ゆたかカレッジ」を平成4年度より事業開始。5か所(福岡市・長崎県大村市・新宿区早稲田・北九州市・久留米市)で取り組まれています。

カレッジは障害者総合支援法の「自立訓練事業」(2年間)と「就労移行支援事業」(2年間)を組み合わせた、知的障がい者のための4年生大学です。

「カレッジ早稲田」は2014年からスタート。在校生23名。今年の新入生は17名。保護者や関係者が見守る中式典が始まり、長谷川理事長の挨拶の後、来賓としてお祝いの挨拶をさせていただきました。

初々しい新入生の紹介・決意や先輩の在校生の挨拶・保護者の挨拶など温かく手造りの入学式に心洗われました。

来賓として参加されていた新宿区手をつなぐ親の会 山口幸子会長や筑波大学付属大塚特別支援学校 根本文雄副校長らと障がい者就労・教育などで懇談。また保護者の方からも声をかけられました。

長谷川理事長とは2015年9月開催された超党派勉強会「障がい者所得倍増議員連盟」での「知的障がい者の大学創造の道」の講演が最初で大変感銘を受け、福岡市での出版記念パーティ参加等、交流をさせていただいていました。

知的障がい者の高等教育の保障については、課題が山積し、ハードルは高いですが一歩一歩改善し、進めてまいりたいと思います。