<これまでの活動記録>

園内で入所児に声を掛ける党福祉委の高木委員長(右から2人目)ら=13日 神奈川・平塚市
公明党の障がい者福祉委員会(高木美智代委員長=衆院議員)は13日、神奈川県平塚市の肢体不自由児療護施設「精陽学園」を視察し、障がい児支援のあり方などについて清水行夫園長らと意見交換した。

高木委員長のほか、古屋範子衆院議員、浜田昌良、山本博司の両参院議員、赤井和憲県議、党市議団が参加した。

同学園に入所している児童は、定員50人に対して現在45人。入所児の多くは脳性麻痺や先天性疾患などのある児童だが、清水園長は最近の傾向として「親の精神疾患が原因で虐待を受け、その後遺症から入所に至る子どもが増えている」と指摘。さらに、入所児の障がいの重度・重複化で介助度の高い児童も多いことから、「職員の負担は非常に大きくなっている」と窮状を訴えた。

また清水園長は、障がい児支援で重要な役割を担う児童相談所について、「最近は虐待事案に追われ、障がい児まで手が回らないのが現状だ」として、児童相談所のさらなる機能強化を求めた。

高木委員長は、公明党が障がい児支援に最も熱心に取り組んできたことを紹介。「家族支援も含め、今後も一体的な施策の充実を求めていく」との考えを示した。

 (2010年8月14日付 公明新聞より転載)