<これまでの活動記録>

 公明党四国夏季議員研修会が8日、今治市内で開催された。これには、太田昭宏代表、石田祝稔四国方面議長(衆院議員)、山本博司同副議長(参院議員)らが出席。太田代表は「各自が“ザ・公明党”の誇りと自覚で闘おう」と力説。“新しい公明党”の構築に向けた決意みなぎる新出発の研修会となった。

 『太田代表のあいさつ(要旨)』
 『味方つくる拡大の波を/庶民の“手足”となって闘おう』
 一、新しい公明党の出発は、まず私たち議員が先陣を切って訪問対話運動を展開したい。1日10軒を目標に訪問すれば、100日で1000軒になる。全国約3000人の議員が取り組めば、党として300万人と対話ができる。「次の戦い」へのスタートを総力戦で起こしていきたい。
 一、私たちが庶民の手となり、足となって闘うことが一番大切だ。国会議員の“手足”が地方議員ではない。むしろ国会議員は地方議員の“手足”、地方議員は党員・支持者、庶民の“手足”となって働いていく公明党でありたい。
 一、奈良県の妊婦が救急搬送中に複数の病院で受け入れを拒否された事件で、私は直ちに舛添要一厚生労働相のところに飛んで行き申し入れをした。公明党は庶民の味方である。地域からの要望や相談に対して直ちに動き、庶民の“手足”となって一人ひとりが闘おう。
 一、公明党は、庶民に温かさと力強さを吹き込んでいく太陽のような存在。一人ひとりが常に胸の中に情熱を持ち、勢いを持って活動していきたい。現場に戻ったら公明議員はたった一人かもしれないが、地域の“ミスター公明党”“ミセス公明党”として「“ザ・公明党”は私だ」との誇りと自覚で、積極的に飛び込んでいこう。
 一、議員だからこそバッジを“武器”に地域で新しい味方をつくることができる。最前線の切り込み隊長として拡大の波を起こしていきたい。そして一緒に新しい公明党をつくろう。
 『社会保障制度など研さん』
 『活発な質疑応答も相次ぐ』
 研修会ではまず、山本氏が参院選支援に対する感謝を述べ、「現場の声を国政に届けるのが私の役割」と力説。訪問対話運動への自身の取り組みを紹介し、「四国の議員の皆さんと共々に闘っていく」と決意を語った。
 石田議長は党勢拡大を図る運動として、公明新聞の購読推進と訪問対話運動の2点を強調した。また政策課題研修会では、年金や健康保険、介護保険をはじめとする社会保障制度や住民税など、今後取り組むべき課題について真剣に研さん。太田代表を囲んでの各県代表や幹事長らとの懇談会のほか、女性議員懇談会も開かれた。
 研修会であいさつに立った太田代表は、「次の戦い」に向けて、“新しい公明党”の構築を呼び掛けた(要旨は別掲)。
 続く質疑応答では、観音寺市議会の安藤忠明議員、高知市議会の高木妙議員、松山市議会の福岡玲子議員、大月町議会の長山誠久議員から、高齢者支援や児童手当などの子育て支援策の充実、地上デジタル放送開始に伴う個人負担の問題などについて活発な意見が相次ぎ、「生活者や弱者の視点に立った公明党のアピール強化を」などの意見も出た。
 これらの要望や意見を受け、太田代表は「非常に大事な問題だ。しっかり検討していきたい」と語った。

 (2007年9月23日付 公明新聞より転載)