公明党離島振興対策本部(遠山清彦本部長:衆院議員)として新潟県の離島粟島(あわしま)を訪問。(1日)本保建男村長・本保信勝議長らの案内で粟島島内を視察。

粟島浦村の川村三千男教育長から「ネット塾」の活用と課題、要望を伺いました。

塾がなく、家庭教師もいない離島であっても、子ども達に対して学力向上の機会を与えたいと、粟島では、「ネット塾」を本年9月より開設。

子ども達がインターネットでの「テレビ会議システム」を活用し、生徒と先生が双方向でのコミュニケーションをとり、授業が受けられる環境です。家庭の負担はテキスト代で学力向上が図られます。

講師は東大生。実際運営している、東大NETアカデミーの松川来仁社長【(株)フィオレ・コネクション】とインターネットを通じて、日本で初めての遠隔ライブ授業の取り組みをお聞きしました。

沖縄県 与那国町での事例(3年間町営塾で行った結果、全国学力テストの成績の伸びは全国平均を上回り、特に国語・数学では県トップの秋田県、福井県を大きく上回っている)。

導入事例も沖縄県で7町村、島根県(邑南町)、徳島県(神山町、上勝町)宮崎県(西米良村)など離島、中山間地域などで活用されています。

粟島では今年度の地方創生活性化交付金を利用しており、1年間500万近くかかっています。要望として単年度の補助金では恒常的に対応できない為、「離島活性化交付金のメニューにインターネットによる学習塾を加えて欲しい」要望が村からも出ています。

大変大事で、他の離島や中産間地域でも共通の課題ですので、今後研究し、対応してまいります。