手話施策の推進図る 衆院委 基本理念定めた法案可決/山本氏が趣旨説明

手話施策の推進図る 衆院委 基本理念定めた法案可決/山本氏が趣旨説明

 衆院内閣委員会は13日、公明党を含む超党派の議員連盟がまとめた手話施策推進法案を全会一致で可決した。採決に先立ち、公明党の山本博司参院議員が法案の趣旨説明を行った。

 山本氏は、手話を使用する人にとっては手話が「日常生活や社会生活を送る上で重要な意思疎通の手段だ」と強調。法案では基本理念として、手話の習得や使用に必要な環境が整備されるよう規定したほか、国や地方公共団体が施策を総合的に策定、実施する責務や、財政措置の必要性を定めたと説明した。

 基本的施策については、手話通訳者など専門人材の確保や手話文化の保存・継承などを盛り込んだと述べた。

2025/06/14 公明新聞 2面