国会議員リポート 離島振興で安心の生活築く:参院議員・山本博司
国会議員リポート離島振興で安心の生活築く 参院議員・山本博司
故郷の愛媛県に面する瀬戸内海には多くの島々があり、現在、離島を舞台に瀬戸内国際芸術祭が開催中です。離島振興がライフワークとなった原点は、岡山県玉野市と香川県直島町にまたがる石島(香川県側は井島)で2011年に起きた大きな山林火災でした。
当時、現地調査をしようにも定期船の運航はなく、漁業者が出す船で移動。100人近い島民から切実な要望を伺うとともに、小規模離島での生活の大変さを実感し、離島振興の大切さを痛感しました。
国内の離島のうち有人離島は417。EEZ(排他的経済水域)の保全や豊かな自然、歴史と文化の継承など重要な役割を担っています。一方、本土以上に人口減や高齢化が進み、交通や医療、教育分野などに課題も抱えています。
これまで115の島々で現地調査。「医療も福祉も常に島外に求めねばならない」「移動費の負担が一番の課題」などの切実な声に必ず応えるとの思いで、党離島振興ビジョンを策定し、振興策充実に向けた法整備につなげてきました。
19年より党離島振興対策本部長を務め、今は有人国境離島法改正に向けて現地調査を続けています。現場主義で「安心して住み続けられる離島」をめざし全力で取り組んでまいります。
2025/05/16 公明新聞 2面