自公で命と暮らし守る/防災・減災強化に総力/広島で外相、厚労相が強調

(斉藤副代表、報告会で決意)自公で命と暮らし守る/防災・減災強化に総力/広島で外相、厚労相が強調

 公明党の斉藤鉄夫副代表(国土交通相)は27日、広島県安芸高田市と広島市安佐南、安佐北の両区で国政報告会を開き、国民の命と暮らしを守る防災・減災対策を強力に推進すると訴えた。岸田文雄首相がメッセージ動画を寄せたほか、林芳正外相、加藤勝信厚生労働相がそれぞれ出席し、あいさつした。

 安芸高田市の国政報告会で林外相は「公明党とは20年以上にわたり政策を作ってきた。この重みはゆるがせにできない。例えば、消費税の軽減税率導入では公明党の意見で今の形となり、しっかり定着している」と述べた。

 また、ロシアのウクライナ侵攻に言及。「国連憲章を踏みにじる暴挙だ。結局うまくいかなかったという歴史にしなければならない」と強調。その上で「しっかりとした外交を進めるには、国内政治の安定が欠かせない。岸田政権になくてはならない存在である斉藤氏の支援の輪を広げてほしい」と呼び掛けた。

 一方、広島市安佐北区の国政報告会で加藤厚労相は、「厚生労働行政は生活にダイレクトに影響するだけに、公明党とやり取りしながら一つ一つの政策を進めてきた」と力説。またインドで開催された20カ国・地域(G20)保健相会合について「医療分野のデジタル化が焦点になった。医療事務の軽減・効率化は医療費の抑制につながる。公明党に支えていただきながら、国民がより良い医療が受けられる未来をつくりたい」と述べた。

■地域活性化策、着実に推進

 斉藤副代表は、各地で相次ぐ豪雨災害に触れ、「雨量が1割増えると、川を流れる水量は2割増え、氾濫などの災害が2倍に増加すると言われている。流域治水を推し進め、安全・安心の地域づくりに総力を挙げる」と強調。また「日本の屋台骨である自動車産業や建設業の発展、観光振興による地域の活性化にしっかりと取り組む」と訴えた。

 このほか会合では、自民党広島県連会長代理の中本隆志県議会議長、公明党の山本博司参院議員らがあいさつした。

2023年08月28日 公明新聞 1面