参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第3号

○山本博司君 公明党の山本博司でございます。
 三人の参考人の皆様、大変貴重な御意見をいただきましてありがとうございました。そこで、何点かお聞きを申し上げたいと思います。三人の方にお聞きをしたいと思います。
 まず、井口参考人にお伺いをしますけれども、論文の東アジア共同形成と人の移動という部分、読まさせていただきまして、それに関連をする部分ですけれども、日本が外国人から魅力ある労働市場と、こう見てもらうためには、ほかの国と比較して何が一番アピールできる優位な点であるのかという、そういう点をちょっとお聞きをしたいと思います。高い賃金とかそういうものではなくて、技術とか知識とかそういった習得できるような研修制度の充実というのが非常にアピールできるのではないかと思っておるんですけれども、その点の御意見をお聞きをしたいと思います。
 それから次に、立花参考人にお聞きをしたいと思います。
 外国人の方々を積極的に受け入れるという御提言の部分、大変参考になりました。その中で、私は四国の出身でございまして、地方の活性化という意味で、特に過疎集落等も大変多い地域で、大変厳しい実態がございますけれども、そういう外国人労働者が単なる労働力の補充要員ではなくて、地方に、地域に大きな貢献ができるのではないかなというふうに私も考えておりますけれども、特に農業の分野での参入ということに関して具体的にお聞かせいただければと思います。その点でございます。
 最後に、川田参考人に二点だけお聞きしたいと思います。
 アイシン精機様の取組というのは、共生社会実現ということで大変先駆的な取組だと思っております。ほかの企業のモデルケースにもう十分なっていくと思いますけれども、そういう中で、今外国人の方々千八百三十一名、正社員の方六十六名ということでございますけれども、今後どのぐらいまで正社員の方を増やそうとお考えなのか、その点と、また、こうした制度を他の企業がもし追随をしていくときに、多分いろんな御苦労があったんだろうと思いますけれども、どのような点に留意をしていったらいいのか、そういう助言的なことを教えていただければと思います。
 以上、よろしくお願い申し上げます。