参議院 国民生活・経済・社会保障に関する調査会 第6号

○山本博司君 公明党の山本博司でございます。
 今日は本当に三人の参考人の方々、ありがとうございました。大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。
 それでは、それぞれ御質問を申し上げたいと思います。
 まず、田中参考人に御質問したいと思います。
 介護の問題ということで、公明党も新しい介護のビジョンということで、二年前に介護の従事者の方とか利用者の方とか十万人にアンケート調査しながら具体的な将来像ということを打ち出したんですけれども、その中で、やはり地域包括ケアシステム、大変大事だということで提言をまとめさせていただいた次第でございます。その中でも、特にその拠点となる地域包括支援センター、この役割は大変大事であるということで、高齢者の見守りであるとか、また認知症の対応機能であるとか、地域包括支援センターのこの機能強化をどうしたらいいのかという点、その課題も含めて、この点をお聞きを申し上げたいと思います。
 それから、小室参考人に対しましてはワーク・ライフ・バランスということで、私も前の職場のIBM時代に専務だった内永ゆか子さん、今ベネッセの会長をされていらっしゃいますけれども、職場でやはり女性の役割といいますか、そういう中で女性の企業家をどんどん広げていくJ—WinというNPO法人を立ち上げられて、女性のそういう企業人の育成ということを取り組んでいらっしゃる姿をずっと見ておりまして、こういう企業風土とか社会全体をどう変えていくかということが大変大事だなというのを身近に感じておりました。こちらに、政治家になって、公明党も女性議員が三割おりまして、そういう意味ではなかなか、こういう日本の風土の中で、大企業とか外資系は分かるんですけれども、中小企業の方々にとってこのワーク・ライフ・バランス、課題が大きいと思うんですけれども、コンサルをやりながら、そういう例で、そういった社会全体を変えていく部分を含めて何か御参考の部分がありましたらということと、もう一つはそういう内永さんのようなグループの社会全体を変えていこうという方々との連携をどのように考えておられるか、この点お聞きを申し上げたいと思います。
 それから最後に、南部参考人に対しましては、農業ということを切り口をされているお話がございました。ちょうど二〇〇〇年に社長職を一時期離れられた二年半の中で、全国各地回りながらいろんな問題意識で取り組まれたということが農業に結び付いたということのお話がございました。その農業を切り口としたということで、どういう一つの雇用を創出を、先ほどからも東北の震災等でも様々な形で農業が出ておりますけれども、どういう視点でそういう問題意識の中で農業を位置付けられているのか、この点をお聞き申し上げたいと思います。
 以上でございます。