尾辻秀久参議院議長を団長とした参議院議長団。ベトナム訪問3日目。
6日午前中、ハノイ市内のハノイ日本人学校を視察。
1996年開校。ハノイ日本人学校理事会が設置者であり運営主体。ベトナム日本国大使館の山田滝雄特命全権大使が名誉理事長。

齋藤明久理事長、佐藤之保校長、松下和宏事務局長らから学校の概況の報告の後、見学。議員訪問団以外に在ベトナム日本国大使館からも渡邊滋公使らが同席。

・職員体制  教員40名(文部科学省派遣22名、学校採用18名)、外国人講師9名、スクールカウンセラー1名、事務職員9名
・児童生徒数 小学校413名(20学級)、中学部 89名(5学級):合計502名(25学級)

体育館、小学部1学年教室、屋上のプール見学。さらに中学部の英語の授業参観。
生き生きした子供たちから元気をもらいます。

見学後の意見交換会。
【運営に対しての課題・要望】
1.日本国政府、在ベトナム日本国大使、ベトナム日本商工会議所による支援
2.児童生徒数増加への対応
・3~4年後は700名を超える試算もあり、現在の用地・施設では手狭となる
3.多様な子供たちへの対応
・支援が必要なこどもたちや、日本語でのコミュニケーションが円滑のできない家庭・子供などに対応できる守拙やしくみ、教員体制が整備されていない為、受け入れを断る状況がある。 ⇒校舎移転を機会に受入れが可能な施設・体制について検討、教員・支援員等人材の確保

発達障害児の支援について、全世界の日本人学校でも共通の課題となっており、ASEAN地域での支援について、今後取り組んでまいります。