8日朝、シンガポールにある日本人墓地を視察し、献花致しました。元シンガポール日本人会の杉野さんに案内いただきました。

日本人墓地は1888年(明治21年)、娼館、ゴム園、雑貨商を経営し成功した二木多賀治郎氏が自己所有のゴム園の一部を墓地として提供したことにはじまり、1891年には自己所有地を日本人共有墓地として使用する認可を取得。

日本と東南アジアとの交流が刻まれている由緒ある場所として、シンガポール日本人会が長年にわたり管理運営を行ない、1974年にシンガポール政府から墓地使用禁止命令が出されたことを契機に、現在の「日本人墓地公園」として生まれかわりました。

ここは、東南アジア最大規模の日本人墓地で、シンガポールにあった初期日本人コミュニティの埋葬地です。手入れの行き届いたこの公園には、第二次世界大戦中に戦死した日本人兵士、水兵、航空兵のほか、チャンギ刑務所で処刑された日本人戦犯も眠っています。ロシアからの帰国途上に客死した二葉亭四迷の墓が有名です。