インドネシア訪問3日目。東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)を訪問。日本から法政大学 佐野教授、国立のぞみの園 日詰部長らやICPR大学のプリタ大学総長、フィリッピン自閉症会名誉会長 エルリンダ ウイ ユーさん、ベトナム自閉症協会ネットワーク会長 ファム ティ キム タムさん等が同行。

日・ASEAN統合基金(JAIF)事務局の南口直樹ディレクター、ビリー スムワン シニアプログラムオフィサー、石川みゆきプログラムコーディネータとJAIFの概要など伺い、意見交換。ERIAの加藤室長、長谷明日香さんも同席。

日・ASEAN統合基金(JAIF)は、ASEAN共同体の構築に向けて統合を進めるASEANの努力を支援するため、2006年3月に設置された基金。
岸田総理は、2023年、日本ASEAN友好協力50周年を機に、新たにJAIF3.0を設置し、1億ドル(約100億円)を拠出。

今後の「日アセアン地域の発達障害イニシアティブ」構築にJAIFの活用が出来ないかどうか。意見交換致しました。

「日アセアン発達障害インティアティブ」とは。
・アセアン地域の人口70%以上占めるインドネシア(2.77億人)、フィリッピン(1,11億人)、ベトナム(0.98億人)
における発達障害者の課題が顕在化しています。
 ・インドネシア人口 2.77億人 発達障害者数 1800万人
 ・フィリッピン人口 1.11億人 発達障害者数  720万人
 ・ベトナム 人口  0.98億人 発達障害者数  640万人

ERIA発達障害者研究で明らかになったことのうち、特に親なき後の対応(働く、住む、健康)が共通の最優先事項だが、推進する人材が不足3か国以外も同様な課題があります。

日アセアン50周年を契機に関係を深化、日本の強みを活かした協力が大事です。
その意味で「社会・文化」の分野でのアセアン地域の発達障害支援の必要性を改めて痛感しました。

またASEANの施設内も見学しました。日アセアン友好50周年の節目の年。具体的行動を進めてまいります。