21日午後、KHJ全国ひきこもり家族会連合会主催の「未来の居場所づくり」シンポジウムが都内で開催。東京会場のテーマは「生きる基盤となる居場所づくりに必要なもの」。

開会宣言 伊藤正俊氏(KHJ全国ひきこもり家族会連合会 共同代表)の後、公明党を代表して挨拶。「これまでのひきこもり支援、居場所の大切さ、居場所予算の財源の拡充、地方自治体で居場所の取組み推進のために公明党地方議員との連携等」熱く話させて頂きました。

その後、
基調講演「当事者本人、家族が求める居場所とその効果について」境泉洋(宮崎大学准教授)
社協の取組み「社協が未来の居場所づくりに果たす役割」高橋良太(全国社会福祉協議会 地域福祉部長)
行政報告の後、シンポジウムと続きます。

全国からひきこもり支援の方々が参加。ひきこもりの方の就労支援に取組まれているNPO法人ウヤギー沖縄の近藤正隆理事長。KHJ広島もみじの会 藤岡代表とも記念の写真を撮りました。多くの皆様と交流を深める事ができ、ありがとうございました。

【未来の居場所づくりシンポジウムの背景】

「居場所」とは、地域社会の中に、本人及び家族が安心して出掛けられ、受け入れられる「場」です。しかし、既存の居場所支援においては、年齢制限や制度の壁があり、外には出られたものの、地域で安心して出ていける場が見つからないという本人の声は少なくない。出ていける場がないから、ひきこもらざるをえないという現状もある。「居場所」は、ひきこもっている本人や家族にとって、どんな意味があるのか。ひきこもり支援全体から「居場所づくり」とは、どういう意味や意義を持っているか。

身近な地域で安心して出かけられる「居場所づくり」のために何から始めたらいいか。全国的に、居場所開設へのすそ野を広げるべく、本年度の調査報告から現場の実践者、当事者と共に、居場所のあり方、その実践方法を考えるシンポジウム。自治体の方、ひきこもりの居場所づくりに関心のある方々の参加です。