25日午前、香川県高松市内にある視覚障害者情報提供施設・香川県視覚障害者福祉センターを見学。
現在読書バリアフリー法成立に向けて取り組んでいる為、地元の点字図書館の機能のある香川県視覚障害者福祉センターを訪問。
今後の法整備や予算反映につなげる為視察。

岡悦子館長、香川さん、坂下さんからセンター概要の説明とセンター内を見学・要望等伺いました。

【香川県視覚障害者福祉センターの概要】

センターでは見えない・見えにくい方の点字図書館(点字図書・録音図書の閲覧・貸出)。
平成29年貸出数は点字図書延人数843人(点字図書2341冊、雑誌156冊)、録音図書延人数9349人(テープ549巻、デージー音声図書8433枚、デージー音声雑誌2602枚)

またセンターでは、歩行訓練や点字指導など社会リハビリテーション。点訳・音訳サービス、各種相談や福祉用具の紹介、ボランティアの活動、名刺や封筒への点字印刷、選挙公報(点字・録音版)の製作・発行等実施しています。平成29年度利用者数は16,899人(延人数)

【課題・要望について】

① 人不足(現在の人員5人では新たな仕事に対応出来ない)点字図書館の対応で精いっぱい。社会リハビリテーション等の手がまわらない。
⓶ボランティア(約40名)の支援がない(全て無償:点訳など1冊作成するのに半年から1年かかる)少しでも有償の支援が欲しい。

【センター見学】

・センターの移動式書架(点字図書、音訳図書)、録音室、デイジー編集室・再生機器、点字印刷作業室での版作成など見学。大変参考になりました。

「読書バリアフリー法」については、大変期待をもっておられました。法整備により予算の拡充や人材育成・拡充など伺った要望実現に取り組んでまいります。