18日、香川県坂出市 綾 宏市長・若杉輝久坂出市議会議長(公明党)らと共に、石井国交大臣に要望活動を行いました。

公明党から谷合まさあき参議院議員も同行。要望内容は「坂出人工土地の総合再生」です。

「坂出人工土地」は、全国でも類をみない、特異な歴史的背景をもつ建築物です。「人工土地」を都市開発手法よして実用化するため、全国初の試みとして、昭和41年の第1期工事の着工から昭和61年の第4期工事が完成するまで、約20年の歳月をかけて建設された貴重な建築物です。

JR坂出駅の北200mの中心部に、高さ5.3m及び9mの人工地盤の上に改良住宅142戸を低層集合住宅。人工地番の下には店舗併用住宅と改良店舗・市駐車場。さらに市民ホールの屋上には階段状型の集合住宅が並びます。敷地面積約1.3haに床面積1万9千㎡の大規模な複合建築物です。

設計は大高正人氏によるもので、昭和期の近代建築の名作としてDokomomo100選にも選定され、文化遺産としても価値ある建物です。

しかし、耐震性や老朽化、時代に応じた諸機能の未整備など様々な問題があり、改善の必要性を迫られています。

人口減少の克服と地域活力の向上に寄与すべく「魅力的なまちづくり」の実現に向け、国が進めている「地方創生」の観点からも有意義な事業としての計画しています。

中心市街地の活性化と坂出市の魅力向上につながる施設内容の再編、空間の再構成等など。このための財源の確保についての石井大臣に強く要望されました。