アスベスト除去ロボットの事例


党アスベスト対策本部


アスベスト対策をヒアリング


午前中、党アスベスト対策本部が開催。
各省からのアスベスト対策をヒアリング。

アスベストとは石綿(いしわた、せきめん)と呼ばれる天然の鉱物繊維の総称。
アスベストの繊維は、極めて細く軽いため空気中に浮遊しやすく、人の肺に入ると15~40年の潜伏期間を経て、肺がんや悪性中皮種などの健康被害が近年多数発生している。

特にビルの天井や外壁、電気製品、ガス・石油製品など、私たちの生活に身近な様々な場所で石綿(アスベスト)は利用されてきた。

建造物の中に含まれたアスベストは、将来解体されるときに排出されることになり、建造物の解体によるアスベストの排出量が2020年から2040年頃頃にピークを迎えると予測している。その為、どうアスベスト除去するかも課題。

国土交通省からは、昭和31年から平成18年までの建物280万棟(S造、RC造等)の内、平成1年以前、1000㎡以上の民間建物物27万棟を簡易なアンケート調査したが、実態調査としては掌握不足。さらに詳細な調査が必要。
またアスベスト調査が国の100%負担にも係らず、18%と進展していない点も大きな課題。

ロボットでのアスベスト除去作業の大成建設の事例をお聞きする。

除去作業は非常に危険で、人的作業では劣悪な環境で莫大な時間を要している。その課題解決にロボット技術で大きく改善される事例。
特にエレベータ用ロボットやフロア用ロボット等で約7~8割除去可能。

現在NEDOの委託研究で進めており、さらに国としての支援を要望される。