参議院 経済産業委員会 第2号

○直嶋正行君 単月で四か月連続で赤字が続いていまして、これからどうなるかという話は今お触れにならなかったんですけれども、同じようなことなのでちょっと通告をした質問を一つ飛ばしまして、財務省の方にお伺いしたいと思うんですが、言うまでもなく、今我が国は巨額の財政赤字を抱えております。こういう中で、経常赤字ということになってまいりますと、一般に言われる双子の赤字についてやはり危惧をしなきゃいけないと思うんですが、そういう双子の赤字に日本が陥るという御心配はあるのかないのか、財務省の方にお伺いしたいと思います。十日でしたか、財政審でそういう議論がなされたというふうに報道で承知をいたしております。
 それから、三点お伺いしたいんですが、二つ目は、政府のこの二十六年度予算とセットで発表された政府経済見通しを拝見いたしますと、二〇一三年度の経常黒字は四・二兆円、二〇一四年度は四・七兆円の黒字という見通しになっております。これはもっと厳しく見る必要があるんではないかというふうに思っていまして、こういったところの下方修正もこれから必要になるんではないかと、このように思っています。この点が二点目であります。
 それから三点目は、さっき申し上げたように、将来双子の赤字が危惧されるとすれば、場合によっては、例えば、引き合いに出して恐縮なんですが、今年の消費税引き上げた後の日本経済がうまくいかない場合は改めて景気対策が必要になるんではないかと、こういうことを一般に巷間言われております。例えば、その景気対策のための財政出動というようなことを考えましても、やはり当然、政策のいわゆる幅といいますか、双子の赤字を考えるとそういうものが、選択の幅が狭くなってくるんじゃないかと、こう思うんですけれども。
 これらの点について、現時点で考えておられる、見通しておられる結論的な部分で結構でございますので、三点、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
○大臣政務官(山本博司君) それでは、三点御質問いただきまして、一番と三番を先にお話し申し上げまして、あと四・二兆円のお話のことをお答え申し上げたいと思います。
 委員御指摘のように、先日、三月十一日、財政制度審議会等の議論の中におきましても、この財政を考える上での考慮すべき事項の一つということで、仮に今後経常収支が赤字となった場合に、財政赤字も継続していればいわゆる双子の赤字となるおそれがあるということが財政制度審議会等においても指摘をされておりました。
 日本がこうした双子の赤字となる見通しにつきましては、今後の貿易収支とか経済収支の動向など、こういうことによりまして、様々な要因で左右されるものでございますので、確たることは申し上げることはできないわけでございますけれども、双子の赤字となるかどうかにかかわらず、いずれにしても、委員御指摘のように、日本の財政状況、大変厳しい状況にあることは変わりがございません。
 そういう意味では、できるだけ速やかに財政健全化の道筋に取り組んで財政収支を改善していくことが必要であるというふうに考えておる次第でございます。そのためにも、二〇一五年度における国、地方の基礎的財政収支の赤字の対GDP比を半減をするということ、それから、二〇二〇年度に黒字化との財政健全化の目標の達成に向けて歳出歳入の両面の取組を強力に進めてまいりたいということが一点目と三点目の問いでございます。
 そして、経常収支につきましてのことがございましたけれども、二〇一一年以降、東日本大震災を契機に燃料等のこうした輸入量が増大したことによりまして、日本の貿易収支が赤字に転じ、そして経常収支の黒字幅というのは縮小傾向で推移をしてきたわけでございます。この経常収支の先行きということに関しましては、内外の経済状況とか為替の問題、また液化天然ガスとか原粗油価格の問題、また金利等の動向に様々よることが大きい状況でございます。その意味では今後の動向等をしっかり注視する必要があると、こう考えておる次第でございます。