NPO法人 筋痛性脳脊髄炎の会 篠原三恵子理事長らが国会事務所に来訪。(24日)篠原さんとは2011年の要望(写真)を伺って以来ずっと交流を続けています。

2011年の要望を伺う

2011年の要望を伺う

昨年の通常国会では参議院において、患者が必要な福祉サービスを求めて請願が提出され採択されました。また重症患者を含む患者の実態調査(平成26年度厚生労働省「慢性疲労症候群患者の日常活困難度調査」(聖マリアンナ医科大学に委託、遊道教授が実施責任者)が行われ、今月報告書が提出の予定です。

今後、客観的な診断基準や有効な治療法など前進できるように応援してまいります。

篠原さんと意見交換

篠原さんと意見交換

篠原さんと意見交換

篠原さんと意見交換

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME・CFS)

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME・CFS)は、原因不明の異常な疲労や脱力感が持続し、日常生活が送れなくなる病気です。

有効な治療法はなく、子どもでも発症し、寝たきりに近い患者も多い深刻な疾患。日本では、24万~30万人の患者がいると推定されており、患者の日常生活動作(ADL)の低下は深刻で就労困難となる患者が多く、その社会的・経済的損失は計り知れません。

主な病態は中枢神経系の機能異常や調節障害であり、通常ウイルス感染後に発症するというのが欧米諸国の共通認識で、世界保健機構の国際疾病分類において、神経系疾患と分類されています。

身体障害者手帳を取得できるME/CFS患者は極めてまれで、障害者総合支援法の対象疾患となるために必要な客観的指標を含む診断基準的も確立していません。