香川県地域生活定着支援センター


地域生活定着支援センターで意見交換


パンフレット


午後から香川県地域生活定着支援センターを都築県議と共に視察。刑務所から出所しても身寄りのない高齢者・障がい者等が福祉施設などに入所できるように橋渡しする役割が地域生活定着支援センター。現在全国30都道府県で設置されている。

香川県の地域生活支援センターは、本年4月より職員4名でスタート。場所は、香川県高松合同庁舎7階。センターでは、入所中から相談・受け入れ施設や障がい者手帳等の手続き、確保など推進している。

毎年約3万人が刑務所から出所。親族などの受け入れ先がない人約7200人。うち、高齢者・障がいを抱え自立困難な人約1000人。

65歳以上の満期釈放者の5年以内の刑務所再入所率は70%前後と高い。調査対象受刑者2万7024人の内、知的障がいの疑いのある人410名。犯罪の動機は「困窮・生活苦」との回答36.8%。(平成18年法務省調査) 

出所後に円滑な福祉サービスへつなぐ仕組みがないため、再犯のリスクが高く、地域生活定着支援センター設置が急務だった。

県の委託事業として社会福祉法人竜雲学園が運営。国の全額負担の事業である。

田村センター長など職員の方々と懇談。80歳の方を高齢者施設へ橋渡しした事例など伺う。

福祉・行政などまだ認識が不足している現状や刑務所と福祉施設の間、短期的入所のできる場所の確保など職員の方々からの要望を伺う。

大事な事業であるので、しっかり定着するよう見守ってまいりたい。