<これまでの活動記録>

 広島は6日、64回目の「原爆の日」を迎えた。広島市中区の平和記念公園では、市主催の「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれ、被爆者、遺族のほか麻生太郎首相や斉藤鉄夫環境相(公明党)、デスコト国連総会議長ら約5万人が参列。諸外国からも過去最多の59カ国が大使などを派遣し、犠牲者の冥福と世界平和を祈った。

 公明党から、浜四津敏子代表代行をはじめ、谷合正明、山本博司の両参院議員、日下美香、田川寿一、栗原俊二の各広島県議、星谷鉄正、平木典道、渡辺好造、原裕治、碓氷芳雄、安達千代美、西田浩、米津欣子の各広島市議が参列した。

 秋葉忠利市長は平和宣言で、「核なき世界」を提唱するオバマ米大統領への支持を表明。核廃絶を目指し力を合わせようと英語で訴え、大統領に倣い「Yes we can(必ずできます)」と呼び掛け、締めくくった。

 午前8時からの式典では、秋葉市長と遺族代表が、この1年に死亡が確認された被爆者5635人の名前を記した死没者名簿を慰霊碑に納めた。名簿は計95冊、記載人数は26万3945人となった。原爆投下時刻の8時15分、遺族代表の西村知子さん(35)と子ども代表の小学6年来島圭介さん(11)が「平和の鐘」を打ち鳴らし、1分間の黙とうをささげた。

 麻生首相は「日本が今後も非核3原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向け、国際社会の先頭に立っていくことを誓う」と強調した。

 (2009年8月7日付 公明新聞より転載)